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ディナーをいただくためにレストランへ行きました。 私たちを含めて5組程度、各2〜4名のお客に対し、ホールスタッフは5名程度いました。その中で、コース内容に含まれているパンが一切配膳されないまま、私たちのテーブルへデザートを持ってこられました。 「このコースには、パンがついていませんでしたか？」と問いかけると… 「全てのお客さまにパンを配膳するために、お声かけをしているはずなのですがすみません。」とレストラン責任者の方から回答されました。 「私たちは、配られていないのですが？」と伝えると、「すみません」 と言って、急にキッチンの方へ下がられました。しばらく時間が経つと、その方はお詫びと言ってデザートプレートを持ってこられました。 私たちは、その対応に驚きました。 謝罪の後にデザートプレートでも提供しておけば、無かったことになるだろうと考えたのでしょうか？その安易な対応に衝撃を受けたのです。 私たちは、ただ素直に「申し訳ありません。本来ならば全てのお客様に、配膳のためにお声かけをすることになっていました。しかし、今回はそういった対応ができておらず、不快な思いをさせてしまいました。今後はこういった事がないように、原因を調べて業務改善に努めていきます。」といったお話だけで十分だったのです。 些細なパンの配膳ミスだからです。 それを「全てのお客さまに…」と話され、じゃあ私たちは客に含まれていないのか？と意地悪く思ってしまいますし。おざなりに「すみません。」と話され、こちらの回答を聞くことなく下がり、突然デザートプレートを提供する。そういった解決方法に疑問を持ちました。 なぜなら、私たちの後ろの席にはソムリエの知り合いの方が、食事を楽しまれており、各従業員がわざわざ挨拶に来られていました。 当初、ワインでも頼もうかと考えていた私たちは、おすすめを聞こうと他の従業員経由でソムリエの方に提案をお願いすることにしました。しかし、ソムリエの方は従業員に連れられ、私たちのテーブルへ向かっていたはずが、そちらのテーブルの方に呼ばれて、進路をかえて先にそちらへ行かれたうえに、しっかりとお話されてから私たちの方へ来られました。 しかもソムリエの提案内容は、メニュー表に記載されている内容で読めば分かる中身のないものでした。そのため、私たちはアルコールなどは頼みませんでした。 他のお店のソムリエの方に提案していただくと、その日の来店目的や好みなどをさり気なく聞き取り、食事内容と照らし合わせて、最良を提案して下さります。 ワインの知識豊富な接客のプロフェッショナルだからです。 当初は、従業員の方のお知り合いが来ているのだなくらいでしたが、こうも接客に格差をつけられると良い気はしません。 また、誕生日にケーキを依頼していたテーブルの方がいらっしゃり、バースデーケーキの提供後に、間もなく提供されたお詫びのデザートプレートの内容をみて顔を顰めていらっしゃいました。 こういったレストランの環境が、少なからずその場を共有した方々に影響しているのです。 しかし、事を荒立てる気もなくお礼を伝えて食事後に部屋へ帰るため、レジカウンターの前を過ぎると「すみません。」と繰り返し若いスタッフに声をかけられました。 最初は謝罪を受けたのだろうと思いましたが、それは間違いでした。 「すみません！ビールなどの会計が！」 と言われたのです。 私たちは、レストランでお酒の提供は受けていませんでした。 その場には、責任者の方もいられたので、飲酒していないことを伝えて部屋に戻りましたが、度重なる出来事にとても不快になり、フロントへ連絡をいれました。 そして、上記の出来事を説明して「どう思われますか？どのように対応したらよいと考えられますか？」と問いかけました。 改めて連絡するとのことで、30分後に同じレストラン責任者の方が1000円の金券を持って謝罪に来られました。 しかも、こられて早々に金券を渡されたのです。 私たちは、金券やデザートプレートが欲しいわけではなく、経緯と今後どう対応していくかの説明を求めていたのです。 金券を断りそういったことを繰り返し伝えましたが、理解はえられませんでした。 最終、金券を受け取らないと話が終わることも無かったので、いただきましたが1日の終わりにわだかまりが残りました。 今回、病気の友人の体調が少し落ち着いたので、楽しみにしていた旅行でした。 近場でゆっくりできる場所としてマリーナシティーホテルを選択しました。建物は美しく、周囲の施設やそこの人の対応は素晴らしかったのですが、ホテル従業員の対応は台無しにするようなものでした。 友人から湯治に和歌山に行った時に、とても親切にされたから和歌山にまた行きたいと話されたことも、今回このホテルを選んだ理由でした。 友人も私もこういった話をスタッフの方としている時も、涙が出そうになっていました。