ここへ来るのは約10年ぶり。3年前に本館客室を大改装して外玄関の離れ風客室にして従来からある6棟の離れと合わせて離れ宿へ進化した。 以前から使われていた立派な玄関は外来入浴者専用の出入り口となり、宿泊客専用のフロントが従来本館と離れの連絡通路部分に設けられている。それは良いのだが、このフロントは場所が分かり難いうえスタッフは常駐しておらず、また客室へはフロント前を通らず入れるためややセキュリティ的に問題があると感じた。 今回も離れを利用。やはりここの浴室はユニークで面白い。しかも硫黄臭のあるすべすべの温泉で湯ノ花もたっぷり。いつまででも入っていれる。 大浴場は1番最初に来たときは露天風呂部分があったが今では完全に屋根で覆われてしまったのが残念だ。 本館にある半個室式になった食事処での食事。以前はこの宿の1番の弱点は料理だったのだが、久し振りに来てみてその進化に大変驚いた。はっきり言って食事には全く期待していなかったが、今回は料理の質が相当向上していて今までとは比べものにならないくらい美味しい料理になっていた。伊勢海老や熊本県産の味彩牛を使った料理は大変良かった。ただ、鍋や茶わん蒸しはまだまだ改善の余地がありそう。熊本の温泉なのでできれば馬刺しも欲しいところ。 今回の大変身で相当な進歩を感じるがフロントの対応などまだまだ改善の余地がありそう。しかし、離れを1室2名で利用して伊勢海老と味彩牛の贅沢コースの料理で休前日1人21,000円は本当にお手頃料金。一層の向上を目指して頂きたい。
แปล